不機嫌なマイダーリン
※注意!
年齢操作不円です。
大学生な二人。
夫婦っていうか同棲話←
一応付き合ってる設定ですが不動が酷い捏造です。
キャラ崩壊ですみません。
苦手な方はご注意下さい。
家に帰ってくるとあからさまに不機嫌な不動がいた。
「た…ただいま、なんかあったのか?」
「…は?」
…は?ってそんな…相当機嫌が悪いらしい。
とりあえずそんな反応をされた俺は困ったように笑うしかできない。
(何て言うか、腹減ったなぁ)
今日の練習もきつかった。
「えーっと、俺何かしたか?」
そんな俺のリアクションはお気に召さなかったのか、不動は完全に俺を無視してテレビを見ている。
テーブルに肘をついて顎を乗せ、ものすごくけだる気だ。
(…うーん)
前に怒られたから最近は不動のプリンとか勝手に食べたりはしてないはずなんだけどなぁ…。
少し考えてみたけど、正直全くこれっぽっちも不動が何故怒っているのかわからない。
(参ったなぁ…)
と、成す術もなく頭を掻いて不動を見つめる。
付き合って半年。
一緒に住みはじめて一ヶ月の俺達だが、不動は普段言いたいことはバンバン言う派のくせに(それはもう辛辣だ)、今日みたいに本当に嫌なことがあった日はただひたすらいじけてしまう。
本人に「何いじけてんだ?」なんて言ったらぶっ飛ばされるから(前に言ったら本当に殴られた)言わないけど、こういう時の不動は怒っていると言うよりは確実に拗ねている。
その証拠に…。
「なぁ不動?一緒に飯食おうぜ?なっ?」
俺が不動に近寄り、不動が肘を乗せているテーブルに顎を乗せ不動を見上げてそう言えば、少しだけ機嫌が直るのだ。
本気で怒ってる時の不動はこんな事で機嫌を治したりはしない。
「…チッ」
小さく舌打ちした不動が立ち上がり、台所からラップの掛かった料理を運んできて、乱雑にテーブルに並べていく。
「わー!すげぇ!どうしたんだこれ!」
一緒に住んではいるが、実は家事も掃除も分担なんかしてなくて、気付いた時にまぁやるか…くらいの典型的な男の一人暮らし×2みたいな同棲生活。
当然ご飯もお互い食べたい時に食べたいものを…ってのが普通だったから、俺は目の前に並べられた手作りっぽい料理の数々に驚いた。
「これ不動が作ったのか!?」
「じゃなきゃ誰が作んだよバーカ」
「お前すごいなっ!」
不動が俺を馬鹿にするのはいつもの事なので(そもそも本気では馬鹿にされていない、と思う、多分)気にしない。
それよりも、俺じゃせいぜいおにぎりくらいしか作れないし(前に作って不動に渡したら、珍しいくらい上機嫌だった)料理って料理を作れる事自体尊敬する。
「今日大学で鬼道くんに厭味を言われたんでね」
「鬼道が?」
不動と鬼道は同じ帝国学園の大学に通っている。
「お前の食生活の管理をちゃんとしろってよ」
「へーあいつそんな事言ってたのか」
目の前の肉じゃがやら野菜炒めやら焼き魚やらが気になって仕方ない俺は、不動の言葉に簡単な相槌を打って、既に両手はラップを外しに掛かっている。
「…おい」
「ん?」
ラップを広げた瞬間に広がる良い匂いに俺はふぁあってなって、もう口の中の唾液が大変な事になっていた。
「…そんなに嬉しいかよ」
「え?うんっ!そりゃあ嬉しいよっ!!!」
実家を出てからこんな美味しそうな夕飯を目の前にするのは初めてだ。
ましてや不動の手作りだなんて色んな意味で感動ものだ。
「あっ!」
俺は自分と不動の分の茶碗と箸を急いで取りに行き、次いで不動を期待の眼差しで見つめる。
「なぁ!早く食べようぜ!!」
「………ったく」
溜息をつきながらも、ガタリと椅子を引いて座る不動に箸とご飯をよそった茶碗を手渡す。
「…鬼道ごときにグダグダ言われたくらいでイライラしてるのが阿呆らしくなってきた」
ボソリと呟かれた不動の一言に一瞬首を傾げる。
「ん?はんかふっはは?」
しかし口いっぱいにご飯を詰め込んでいたから会話をするのも困難だ。
「…なんでもねーよ、黙って食え」
良くわからないがどうやら機嫌は治ったらしく、自分の器に手をつけ始めた不動に俺はホッとしながら思ったままの感想を伝える。
「すっげぇうまいよ不動!作ってくれてありがとな!」
「ふん」
多分照れているんだろう不動の、少し赤くなった耳を見ながら俺は笑った。
終
++++++++
言い訳
すっすみませんんんん!!!
スーパー俺得←
キャラ崩壊しすぎで本当すみません!!!
ついでにツンデレヤミのヤミはどこへ←←←
いや、あの…不動視点だと鬼道に色々言われて凄い嫉妬でイライラ悶々して…いるん…ですが…なんで円堂視点にしたんですかねー…←
表現力なくてすみませんorz
エリーさん!いつも構って下さって本当にありがとうございます(*^_^*)!
ここまで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました!!