ドラマCD滾りすぎた



※ドラマCDの鉢乱が素晴らしすぎた←←←
以下CDネタバレを含みます。
未聴の方はご注意下さい。

















































※鉢屋の悪戯でしんべえが逃げ出したあとのシーンです。
二人は恋人未満の鉢→→→乱前提です。

「ちょっ!?しんべぇっ!?しんべぇーーー!!」
ぎゃあああああ!と悲鳴を上げて普段の彼からは想像も付かない早さで暗闇へと消えていく後ろ姿に、乱太郎は必死に呼び掛けたがその声は結局届かなかった。
「あぁー、と」
少しだけ罰が悪そうに鬼の顔に手をやり苦笑する鉢屋を、乱太郎は呆れたようにジトッとした目で見上げる。
「…もう、やり過ぎですよ鉢屋先輩」
「う、ごめんなさい」
普段散々尊敬の眼差しで可愛く自分を慕ってくれる乱太郎に、こんなふうに怒られたことが相当ショックだったのか、鉢屋は素直に頭を下げる。
心なしかしょんぼりとした様子の鉢屋に、乱太郎も反省を認めたのか、小さく溜息をつきはしたが「とにかく探しに行きましょう」と優しく微笑んで歩き始めた。
しかし、そんな乱太郎を咄嗟に鉢屋は引き止める。

「鉢屋先輩?」
いつの間にか先程の鬼の変装は解かれ、今は彼と同じ五年の不破の顔に戻っていた。
「…多分しんべえの走った先にはきり丸達がいる、さっき気配があったから」
だから、と鉢屋にしては珍しく歯切れ悪くぽつりぽつりと言葉を紡ぐ。
「え、じゃあ」
「急がなくても、大丈夫、だろ?」
四つも年上の上級生が自身の上着の袖を引きながら、何を不安に思うのか、頼りなさげな表情をして自分を見つめるのを、乱太郎は困ったように見つめ返した。

「なんでわざとあんなことしたんですか?」
鉢屋の告白に、先程の悪戯が故意だった事に気付いた乱太郎は少しだけ声を低くして尋ねた。

「だって…」
口ごもり、下を向いて拗ねたように唇を尖らせる。
まったく、どちらが年上なのかわからなくなる。
「乱太郎と、二人になれると思ったから」
告げられた真実は、酷く単純で馬鹿馬鹿しくて、なのにとても可愛らしい。

「…もう」
仕方がないなぁ、先輩は。
乱太郎は鉢屋の手をそっと取ると、キュッと指を絡める。

「らっ乱太郎!」
「じゃあ、少しだけゆっくり、行きましょうか」
暗闇で表情は分かりにくいが、愛しい後輩は優しく微笑んだ。
「…ごめんな、さい」
また小さく謝罪をする鉢屋。
その様子に、乱太郎は先程からの鉢屋の不安げな表情は、自分に怒られるのを恐れていたのだと察する。
「もう怒ってないですよ」
そう言って乱太郎がまた微笑めば、鉢屋はホッとしたように笑った。

(私の方が年下なのに、先輩はおかしな人だ)
何故かこそばゆくて頬が熱くなる。
何気なく繋いだ筈の両手から互いの体温だけでなく鼓動まで伝わってしまいそうだ。

(でも、嫌じゃ、ない、な)
ニコニコと機嫌の良さそうな鉢屋を見上げて思う。

なんだかんだ言って乱太郎もまた、この子供っぽくて分かりにくくて分かりやすい、面倒臭い先輩の事が大好きなのだった。





++++++
言い訳

捏造妄想乙!って感じですみません…(土下座
前後の話と繋がらないですね、すみません…;;
たぎりすぎました…←←←
勢いすぎてひどい駄文ですね…←いつもだよ!

こんな駄文を最後まで読んで下さって本当にありがとうございました!!