明けました!



※微妙に現パロ(?)注意です!
五年と三年と乱太郎で年越ししました。

















































こたつに座り、肩まで布団を持ち上げながら、見ていたカウントダウン番組が年明けを告げる。
「明けたなー」
鉢屋がニヤーと意味もなく乱太郎に笑いかける。
「明けましたねー」
それに答える乱太郎も大分眠そうではあるがにへらーと笑った。
「乱太郎!おめでとう!」
明らかにピンポイント、乱太郎にだけ告げられるおめでとうは左門からだった。
「あ、どうも、神崎先輩もおめでとうございますー」
しかし返す乱太郎もだが、おめでとうだけ言われるともはや何に対してめでたいのか分からない。
「乱太郎、眠い?寝ようか?」
とろんとした目の乱太郎を気遣うのは雷蔵である。
優しい先輩の仮面を被っているが、その実態は乱太郎を誰にも邪魔されない内に布団に連れ込もうという下心が…」
「次屋、ぶっ飛ばすよ?」
途中から捏造ナレーションを淡々と付け出した次屋の首元を締め上げる。
「あ、私は…まだその、もう少し」
乱太郎は確かに眠そうだが、上級生に囲まれての年越しで、自分だけ先に寝てしまうのは少しだけ寂しい気がしていた。
いつもなら「もう寝なさい」と言われる時間だけに、控えめもう少しだけ…と言ってみたのだ。
「おっし!今夜はオールか!?」
そんな乱太郎の頭をワシワシと撫でながら、竹谷がニカッと笑った。
「えっ!オール!?」
なんだか大人な響きである。
「うーん、俺はなんか眠くなってきた」
空気を読むつもりのない久々知がそう言ってさりげなく乱太郎の膝に頭を乗せる。
「久々知先輩眠いんですか?」
「うん、ちょっとだけだから乱太郎の膝貸し…」
言い終わる前に久々知の体は引きずられる様に乱太郎から引き離される。
「寝んなら布団で寝て下さい、久々知先輩」
「兵助図々しい」
作兵衛と勘右衛門の連携プレーだった。
「あはは」
「ん?何笑ってんだ?乱太郎」
突然ケタケタと笑い出した乱太郎に作兵衛が首を傾げる。
同時に他の皆も乱太郎を見た。
「あはは、ははっ…その、はは…今年もこうやって先輩達と楽しく過ごせるのかな、って思ったら笑いが、」
込み上げて来て、しまって…と、途切れ途切れにケタケタと笑う。
「今年も宜しくお願いします」
ペコリと頭を下げる乱太郎を見て、先輩達がきゅーんとしてしまったのは仕方がない事だった。

「「「「「「「「こちらこそ!今年も宜しく(な!ね!)!」」」」」」」」


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言い訳

ありきたり&グダグダですが、年明けSSでした!

改めまして、明けましておめでとうございます!
今年もどうか宜しくお願いいたしますm(__)m!!

ここまで読んで下さってありがとうございました!