生理現象



※年齢操作未来捏造です。
また下ネタです。
苦手な方はご注意下さい。
※鉢屋と乱太郎は一応付き合っています←



















































「ん…」

乱太郎が卒業してから、数多のライバルが乱太郎を相方にと押し寄せるのを何とか摺り抜け、かい潜り、騙し逃げ、まるで人攫いの勢いで俺は乱太郎の相方の座を勝ち取った。
相方と言う名の恋人の地位!
素晴らしい!
何年夢見た事か!
在学中からだとひーふーみー…六年だ!

そんな俺は乱太郎との新婚生活、もとい新生活に胸踊らせる日々に、珍しく…というか初めて乱太郎よりも先に起きた。
ちらりと隣を見ればスースーと可愛いらしく寝息をたてる乱太郎にもう心臓が破裂するかと思うほどの衝撃を受ける。

(か・わ・い・い!)

あーもう幸せ!とニヤニヤして乱太郎を眺めていると、何やら乱太郎は寝苦しそうに布団の中でもぞもぞと動く。

(布団重いのか…?)
もっと軽くて暖かい羽毛布団でも買おうかなぁ、なんて考えながら乱太郎の布団をかけ直そうとちらりとめくる。

(…あれ?)
気のせいか乱太郎の身体は前屈み気味に猫背になり、その足の根本は若干の高ぶりを見せている。

(こ、これは俗に言う朝勃ち…と言うものだろうか)
いや、俺もなるけどね!朝起きたらビンビンとか良くあるけどね!良くあるとか言うとなんか欲求不満みたいだけど違うから!生理現象だから!…って俺は誰に言い訳してるんだ。

(って言うか…乱太郎でも朝勃ちとかするんだ)
俺の心は今純粋な驚きで満ちていた。
いや、同じ男だし…有り得ない訳がないのだが、乱太郎に限ってというかイメージというか…とにかく朝勃ちと乱太郎という存在が結び付かなかったのだ。

(うーん、悪戯したい)
けど、怒られるかなぁ…口利かないとか絶交とか別れるとか言われたら嫌だなぁ…
変態とか助平とか…は、まぁ言われてもいいけど。
(うーん…どうするかなぁ)
まるで級友だったあいつの迷い癖が移ってしまったかのように俺は悩んでいた。

@「乱太郎…」
と優しく乱太郎の髪をすきながら何事もなかったかの如く、気付かなかった振りで紳士の鉄仮面を貫き普通に起こす。

A「乱太郎のここ…どうしたの?」
とニヤニヤしながら真っ赤になる(だろうなぁ)乱太郎の身体を更に煽りながら朝から官能の一時を過ごす。

Bもう何も言わずに乱太郎の可愛い息子を口でしながらびっくりして起きた乱太郎ににゃんにゃんにゃん…。

Cっていうかもう選択肢とか無いよ!だって俺もうムラムラしちゃってるもん!
もんってなんだよと言う突っ込みは置いておいて、俺は息を荒くしながら乱太郎の寝間着の合わせに手を差し込む。

「ん、んん」
ひくんっと乱太郎の身体が跳ねる。

(あ、感じてる)
ニヤニヤとしながら乱太郎の身体のラインをなぞっていく。

「…ん、ぅ」
はぁ、と乱太郎が熱い息を吐く。
(やばい、すげぇ楽しい)
チュッとわざと音をたてながら乱太郎の首筋や耳元に口付けを落としていくと、ようやく目が覚めたのか、乱太郎は「ぅ…ん?」と可愛いらしく吐息を吐きながらまだ眠そうに瞼を擦る。


「おはよう」
にっこり微笑みながら乱太郎に口付けると、乱太郎は困惑気味に俺を見つめ挨拶を返す。
「おはよう、ございます」
何を、してるんですか?朝っぱらから人に覆いかぶさって…。
言葉にしなくとも、困ったような視線が全てを物語る。

「乱太郎のここが窮屈そうだったから手伝ってあげようと思って」
にっこりと、乱太郎の股間を撫で上げながら言えば、ひくりと乱太郎の動きが止まる。

「あっ…」
甘い吐息を漏らすその唇は…



「朝っぱらから何馬鹿なことしてんですかー!?」

と本気の怒りを全開に平手打ちのおまけまで付けて俺を怒鳴った。
ついでに「別れます!近寄らないで下さい、変態、もう口利きたくないですって言うか消えて下さい」と一気にまくし立てられ、俺は開いた口が塞がらない。

「あ、えと、ご…ごめんn」
「黙って下さい」
「…」

「すっすみませんでしたぁ!」
ズザザーと音がするほどに軽やかな土下座を生まれて初めてした。


教訓。
乱太郎を怒らせちゃダメ、絶対!
ついでに選択肢はやっぱり@を選ぶべきでした。


++++++++++
言い訳

…土下座。
阿呆な三郎ですみません…(土下座
下品ですみません…
本当に…乱ちゃん汚してすみません…(土下座
「乱太郎も朝勃ちすんのかなぁ」という阿呆な疑問から生まれました←
相手を久々知にするか三郎にするか本気で悩みました←←←

本当にすみません…(土下座

此処まで読んで下さって本当にありがとうございました!